24年ぶりに冬の舞台に戻ってきたジャマイカボブスレー。クールランニングの復活に人々は心躍った。

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24年ぶりに冬の舞台に戻ってきたジャマイカボブスレー

2022年2月20日に閉幕した北京五輪。その前日、19日にボブスレー男子4人乗り1、2回戦が行われた。24年ぶりの出場となったジャマイカは合計2分2秒19で出場28チーム中28位で大会を去った。

話題となっている1993年公開された世界的ヒット映画「クール・ランニング」で一躍名を馳せたチームが、オリンピックで完全燃焼したのだ。

クールランニングの復活に人々は心躍った。

国旗にも象徴される緑と金と黒のウェアでエントリーしたしたジャマイカ。赤道直下、カリブ海の国から挑戦したこのチームは1998年冬季長野五輪以来、帰ってきた「クール・ランニング」として各国で関心を集めた。

英公共放送「BBCスポーツ」公式ツイッターは「ジャマイカは1998年以来初めて4人乗りボブスレーに出場する。彼らが戻ってきたのを見られて嬉しい!」と紹介。オーストラリア放送局「7」五輪専門ツイッターも「五輪の精神だ! 最下位だったが、出場したことを誇りに思う!」と称えた。

米カリフォルニア州地元放送局「NBCベイエリア」のレポーター、イアン・カル氏も「とてもクールだ……ジャマイカが五輪に帰ってきた。98年以来の4人乗りチーム。クール・ランニングだ!」とツイートした。

また、ジャマイカ選手団公式インスタグラムは「ジャマイカ4人乗りボブスレーチームが24年ぶりに冬季五輪に出場した」と紹介。ファンも「よくやったぞ!」「カッコよかった!」「ボブスレーで最高のユニフォームだ! 金メダル級!」「“誇り”じゃ表現しきれない」と労った。反響の大きさは繰り返しになるがやはりジャマイカチームのソウルフルな、いやラガなマインドがクールランニングした結果だろう。

映画 クールランニング

「クール・ランニング」は88年カルガリー五輪に初出場した際の実話をもとに製作された映画。

映画に使用されている音楽は随所にレゲエが用いられ、カルガリーの雪景色に南国の陽気なリズムという対照的なイメージを表現している。自らがメインとする競技で挫折を味わったジャマイカ選手たちが苦難と対峙しながら友情を深め、オリンピックで活躍する姿を、コミカルでありながらも感動的に描いている。

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