政府、大規模イベントの人数制限撤廃へ。コロナ、ピークアウトの兆しと判断か。

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政府は3月9日、新型コロナウィルス対応のまん延防止等重点措置の適用下で実施している大規模イベントの人数制限について、声援を出さないなど一定の感染対策を前提に撤廃する方針を固めた

政府、大規模イベントの人数制限撤廃へ。コロナ、ピークアウトの兆しと判断か。

イベント開催側の機運高まる

コロナの影響下となってすでに2年半が経とうとしていますが、最近感じるのは人々のマナー意識のさらなる高まりです。元来、いろいろな意味で”行儀のよい”日本人ですが、海外で開かれる大規模イベントがマスクをしない参加者であふれているのを見ても意に介さず、しっかりと政府や自治体の方針に従ってあらゆるものを自粛したり、高いワクチン接種率だったりしますよね。こういう時の一致団結力や公衆衛生意識の高さは日本人の誇るべき特性だと思います。

それだけに、このコロナ下で数々の有名大規模イベントが自粛、中止の憂き目にあってきました。
有名なところでは2020年の高校野球選手権大会ですが、数々の大規模見本市が中止、見送りとなったことは経済・企業活動にも大きなマイナスの影響を与えてきました。
新潟で言えば、毎年10万人以上を全国から集めていた「にいがた酒の陣」が3年続けて中止です。
先日、スタッフの一人とお会いした際に「普段なかなか逢えない友人知人に逢えるきっかけになっていたので、長く行われないのは本当に寂しい」という言葉を聞きました。
 

今回、「イベントの人数制限撤廃へ」という政府方針が報じられましたが、制限撤廃の範囲がどうのこうのと言うより、ムードとしてイベント開催側の機運が高まるのが大きいと思います。
ご存じの通り、大規模イベントの開催には準備段階でかなりの時間が消費されます。来年春に開催しようと思えば、規模によってはそろそろ準備段階に入っていなければいけないものもあります。これまでは準備段階の会議に人が寄るのもはばかられた自粛ムードだったため、中止にせざるを得ないものもあったと思います。

飲食を伴う大規模イベントについては、今後ゆっくりとした復活になっていくでしょう。人々がマスクをとって街を歩けるようになってからかもしれません。にいがた酒の陣は来年、開催できるのでしょうか。

アウトドアの需要は一気に高まり

コロナ禍でキャンプ、BBQへの関心が高まりましたね。特にソロキャンプの文化が定着したのはコロナ禍ならではと言えます。
 大規模イベントの開催はゆっくりとしたスピードで復活していくと思いますが、仲間同士で寄ってアウトドアに出かける人は一気に増えると観測されます。昨年、東京近郊のキャンプ場のトイレに長蛇の列ができていた映像が話題になりましたが、人々の抑圧された気持ちが一気に解放される、その先がアウトドア需要の一気の高まりにつながると思います。同時にスポーツ関連のアクティビティなども新しいものが注目されそうですね。

いずれにしても、こうした開放ムードはなにより。人々が外に出かけられないことで、あらゆるものが失われた3年間になっていたのですから。

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